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ベトナム留学生を迎え入れて

2017年5月

イラスト 新年度もはじまり、早ひと月。

 気がつけば、桜の季節から新緑の季節に、このころの青葉を見ると・・熊本を思い出します。

 熊本の青葉は言葉に出来ないほどの透き通った輝く緑と対照的な被災地の光景が目に焼きついています。昨年の今頃は、熊本の震災でのボランティア活動の為、熊本学園大学を拠点として奔走していました・・現在は手法こそ変わりましたが、支援は続いています。

 そのころの動きの意図した思いを伝える、そこでできたつながりや、こんな時どうするといったことをほんの少しではありますが、経験を通して振り返り、つぎにつながる事を目的として、被災地での様子をお伝えする機会をいただく機会もあり、微力ながら、活動させていただいております。

 つい先日も、熊本学園大学の准教授より、ご連絡がありました。学生と共に、大阪に伺いたいとのご連絡です。1年経ってようやく振り返れるようになってきたこと。支援物資・義援金をもってボランティアに入ってもらったことを、実際の学園大学との距離含め、身体をとおして感じることは、学生にとっても意義あるので共有させてほしい・・・ということで、次月、学生とともに来られることとなりました。次回、またご報告できればと思います。

 今年度の重点的な取り組みですが、人材確保と育成があります。どこでも聴かれる声ではありますが、人手不足が深刻です。施設というハードは出来ても、働く人(ソフト)がなくて開所できないという声も聞きます。

 もちろん、介護の世界だけではなく、日本全体でも労働力人口(15歳以上の就業者と求職者)の減少が大きな問題となっています。近い将来日本の雇用に大きな影響を与えるであろう外国人採用については、すでに、昨年春ごろから、諸外国の人材を、生かしてもらうということでの議論を始めていました。

イラスト 今年度は、既に、日本語学校でまなび、次のステップとして、介護福祉士の取得をめざして専門学校に通うベトナムからの留学生を雇用につなげることができました。週28時間までの、パート雇用ですが、いずれ、介護福祉士として活躍していただくために、支援していきます。(介護福祉士の国家資格に合格した場合は永続的に滞在可能という法の成立を期に、様々な方とのご縁を紡いでいただき、たどり着きました。)

 先陣をきって専門学校に入学するまで、イレギュラーではありましたがアルバイトさせてほしいという、学生の希望があり、短期間ではありましたが受け入れもしました。

入居者Mさんが
「違う国から、きて、日本でまなびたいというけれど・・この子見てると涙が出るよ・・私も、集団就職で田舎から出てきたからな。可愛い子を親元はなれて生活させる親御さんの気持ちを考えたら、優しくしてやらなあかんで。言葉も、まだまだやからな」
と、おもいやりにあふれたお言葉でした。

 そんな人を思いやる心を私たちも見習わねばと、あらためて決意する次第でした。

 最終的には、勤務してもらう学生は、予定人員より少なくなりましたが、ぜひとも、ベトナムとの架け橋となる人材として頑張ってもらいたいものです。プレ期間(アルバイト期間)には、留学生を採用するにあたっての今後の課題や注意点が存在することは確かにありました。しかし、いくつかの注意点はありますが、様々なメリットをもたらしてくれる可能性があると言えます。

 暮らしの中での暗黙のルールやなどは、日本語学校では学んでいません。こちらのあたり前は通用しません。ましてや、「あれ」とか「それ」は通じません。指示代名詞やあいまいな表現は伝わりません。

 生活習慣や風土文化の違いもあります。雇用形態の違いにより既存の職員との人間関係形成に問題を発生させる可能性も含んでいます。(Q,なんで、手間のかかる外国人学生に時給が発生するのか・・・A,みんなはじめは、同じように教えてもらったはず、ましてや異国の地での生活について支援することは必要なことというやり取りも想像していました。)

 一方では、固定概念にとらわれない、それぞれの特徴を生かした発想が期待できるということ。いままでのあたり前があたり前ではないことに気づくきっかけになることもあるかと思います。互いの存在を認め合うことというのは、介護の現場では大切にしなければならないことです。困りごと、生きづらさを抱えた高齢者に言えることだからです。困りごと(日本語や習慣がちがう)を抱えながら取り組む姿勢は、既存の職員への良い刺激にもなります。

 そして、伝える側としての姿勢や、工夫も必要になってきます。「伝えると伝わるの違いがわかる」といことからのスタートでもあります。

 そして、なによりベトナムの学生の見習うべきところは明るいところです。

 暮らし(人生)に笑顔を咲かせましょう!はまさしくなごみのモットーです。

 笑顔と共に暮らしを育んでいきたいと思っています。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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