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なごみが目指すユニットケア

当たり前のことを当たり前にできる生活をめざして

「なごみ」は「ユニットケア」を実施しています

 ユニットとは「単位」。簡単に言えば小さくまとめるということです。もっと身近な表現をすれば、「向こう三軒両隣」、長屋的ということでしょうか。一つの長屋には、それぞれ11人から13人が入居していただき、各5人程度のなじみの介護者と一緒に暮らしていきます。長屋を少ない人数で構成することで入居者と介護者がより身近になれ、その人に合った援助ができるという利点があります。

 施設面では、個室、準個室(2〜4人部屋にもなる)、トイレ、洗面所、台所、食堂、居間がそれぞれのユニットごとにあります。入居者の方が、自分の部屋はプライベートスペース(個人的空間)、いったん廊下に出るとパブリックスペース(公的空間)としての区別ができ(室内では寝巻きていても、食堂に行くときは着替えて行こうという気持ちになるといったような)、生活の中にメリハリが生まれる造りとなっています。

 3階部分には、特養専用風呂と露天風呂が設置されています。造りは立派でも、どう生かすかは介護する側の頑張りにかかっています。

「在宅で生活されている高齢者は一日をどのように過こされているのか?」

 ユニットケアの基本はまずそのイメージを頭に描く事から始めます。平均的にはゆっくりとマイペースでご飯を食べ、トイレに行き、昼寝をし、定期的に通院や買い物に行き、夜寝る前にお風呂に入る、といった事でしょうか。

 しかし、施設に入り集団生活になると施設の流れに合わせた生活になり、今までの生活習慣を変えざるを得なくなります。施設特有の孤独、無力感、退屈というのもあります。長年住み慣れた我が家や家族から離れ周辺の環境は著しく変わります。変化への適応は高齢になるほど困難になりつらい思いをされておられる方もあるのではないでしょうか。

拘束を一つずつなくしていきたい…

 なぜ、施設では自由に出来ないのでしょう、みんなで同じ事をやらないといけないのでしょうか。それは気が付かないところにたくさんの拘束があるからだと思いませんか? 制度上の拘束、地域の拘束、施設の拘束、人による拘束、自分自身の気持ちにある拘束(こんな事、出来ないだろうという意識)です。 

 なごみのユニットケアは、この拘束一つ一つを無くせるように、制度の壁、体制の壁にも前向きに取り組んで、いつか「こんな事出来てあたりまえや」と言えるよう目標を掲げて行きます。

朝食は自由な時間に

 目標を一つ具体的に説明しますと、食事についてですが最初の取り組みとして朝の食事は自由な時間に食べられるようにしていきたいと考えています。朝は早くおきる方からゆっくり寝ていたいという方まで様々ですから、食事の時間もばらばらであって当然だと思われませんか? 他にも考えてみると出来そうで出来ない事がたくさんあります。ユニットケアは入居者となごみの介護者とが共に生活していく中で積み重ね、つくっていくものだと考えています。また育ててくださるのは地域の皆様だと思っています。皆様の温かい見守りと声援をよろしくお願い致します。

 

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