コラム

ライサポ環状線 外回り:2026年2月号 「法人運営の方針」

2026.01.31

©Life Support Association

column

社会福祉法人 ライフサポート協会

理事長在任期間における方針

今回のテーマは、政府でいえば施政方針演説にあたる「理事長在任期間における方針」です。

法人理念は法人が存続する限り変わらない大きな方針とすれば、毎年作成している単年度の「事業計画」もありますし、3か年の「中期事業計画」も策定してはおりますが、もう少し時間軸を長くとった方針を今回お示ししておきたいと思います。

社会福祉の価値を広く発信していく

少し話は大きくなりますが、一つ目は「社会福祉(介護や支援、地域福祉)の価値」を広く発信していくということです。ざっくりと言えば「人が幸せに暮らせる取り組みやそこに関わる仕事の尊さ」が今はそこまで重視されていないと思っていますが、もっと福祉職の職業としての価値を高めたい。そのためにも人の尊厳やつながりを大切にした福祉実践を重ね、地域の課題にもともに取り組む実績を積み上げることが必要です。

つながりを深化させていく

二つ目は少し抽象的な表現になりますが、「つながりを深化させる」ことになります。具体的には法人で立てたBCP(災害時事業継続計画)を地域防災や近隣施設の計画と連結していくように、つながりのあるものにすることであり、福祉事業の現状や課題に対して問題意識を共有できる他の法人や事業所とのつながりを構築していくことです。社会福祉法人も連携やM&Aが求められていますが、ただ効率化を目的にした連携ではなく、質的な向上を求めての共通課題にあたることが必要だと考えています。

人材を育成していく

三つ目は「人材育成」です。ライフサポート協会は2000年代~2010年代にかけて急拡大しました。当時採用した職員の中で30~40代になった主任・係長その他中堅職員が、現在、各法人事業を支えています。10数年から20年ほどの経験の中で、前述の「社会福祉の価値」を体現できる実践も重ねてきました。もちろんまだ至らない点もあり、高齢・障がいのみならず、介護支援・生活支援・活動支援・就労支援・余暇支援・相談支援と、まだ分野によってバラつきがありますが、せっかく「総合的」に展開してきたライフサポート協会の各事業を活かしていくためには、分野横断的な支援をコーディネートできる現場の人材、専門性を追求した人材、そして管理できる人材の育成が必要と考えています。

細かいことでは施設管理や財務状況の改善など多々あるのですが、これらは毎年の事業計画書で表現するとして、大方針はこの3つになると言えます。特に最初の項目は簡単ではないですが、法人職員とも課題共有して取り組んでまいります。よろしくお願いいたします。