コラム
2026.05.01

従業員が会社の理念やビジョンに共感し、組織の成長に貢献しあう関係…の事を「エンゲージメント」といいます。組織も個人も共に成長に貢献しあう関係性が構築できるのが望ましいし、ライフサポート協会としても、そうした従業員エンゲージメントの高い組織を目指したいです。
国際比較では、日本企業の従業員で士気・熱意がある者の割合は世界平均が20%のところ5%と最下位レベルだそうです(経済産業省「第1回未来人材会議」2021年)。長引く景気低迷で企業が従業員を安く使うドライな関係に変えたという面もあるでしょうし、従業員も企業の意図を受け取って、割り切って働いているという面や、世代交代によって、職場の付き合いに意味を感じにくくなった人が増えたことは、要因として挙げられるのでしょう。とはいえ、日本企業の極端な低さは気になるところです。
私個人で言えば、就職した当時は当たり前に近かったチームの一体感を強制される雰囲気がとても苦手で、同質性の高い集団を避けてきた、当時としては「変わり者」でした。幸か不幸かお酒も飲めるし、適度に合わせられる器用さもあったので、無理して適応していましたが、その面では今の時代はとても居心地がよくなった…と思っています。
さて、ライフサポート協会では、去る4月17日に歓送迎会と前年度の表彰式をおこないました。最優秀職員表彰・最優秀新人職員表彰・企画賞・勤続表彰といった表彰をしています。それぞれチームへの貢献、人手不足だった現場での奮闘、利用者本位の支援への浸透といった成果を参加者で共有しました。前年度中途採用者から4月入職者まで(当日欠席含む)19人の紹介ののち歓迎の懇親です。
こうした懇親会、かつては歓送迎会・忘年会と年2回、もっと大規模な別会場でおこなっていたのですが、こうした場が苦手という人、費用負担が見合わないと感じる声があったのも事実で、あり方を再考しだした頃に感染流行で全面的に止めてしまいました。その間も「表彰式や新入職員の動画配信」などをおこなってきて、懇親会の再開も議論に挙がり、満を持して?2024年度から歓送迎会(表彰式含む)の再開をしました。

ライフサポート協会正職員155人、非常勤職員含めると約450人もいますので、先述のように懇親会が苦手な人もいます。実は意図してエンゲージメントが高い=職場の懇親会が好きという「話のすり替え」をしていましたが、そもそも全然別の事です。ライフサポート協会における高いエンゲージメントとは、利用者さんとのコミュニケーションをはじめとする福祉の仕事が好きで、なおかつ「ライサポでならいい仕事ができる」「ライサポの理念に共感する」ということに他なりません。懇親会に参加できなかった方は多数おられますが、「場」ではなくても、「思い」が共有でき、よりよい福祉実践に取り組める環境を作るのが経営の大事な仕事だと…缶ビールを頂きながら思い至りました。…でも「ライサポ人は、“ひと”に一生懸命」の横断幕のかかる会場を見ながら、「場の共有」もいいものだと、かつての変わり者は思います。
最後に2025年度の「企画賞」の紹介をします。特養なごみの「動き出しは本人から」という部門内の研修や事例報告を総称したチーム作り企画です。この企画を通じて、他職員の事例から学び合う文化が生まれ、チーム力が向上し、外国人職員も含め、全員が主体的に実践報告に取り組み成功体験を積めました。外部からの発表依頼も励みになっているとのことです。
また、どこかで発表の機会があれば、その際はよろしくお願いいたします