障がいをもつ人の支援のあり方は、まだまだ歴史も浅く、確立されたものも少ない中で取り組まれている状況と言えます。「障がいとなっているものは何か」「どのような支援が求められるのか」といった視点から、専門性を磨き、実践を積み上げていきます。
障がいをもつ人は、ともすれば自ら伝えたいことを、うまく伝えられなかったり、自身の置かれた状況に対しての判断が灘しかったりする場合があります。そのような場合でも「思い」は必ずありますし、そもそも人として尊ばれ、認められる大切さは、誰しも変わるものではありません。「伝えたいこと」に寄り添いつつ、互いの立場と権利を尊重しあえる関係を大切にします。
障がいをもつ人の権利を守り、福祉を向上する取り組みは、21世紀に入り大きな変革期にあります。理念としては当事者・関係者の運動もあって、ことばでは謳われるようになりましたが、実際化するにはまだまだ多くの課題がある現状と言えます。「ここまでしかできない」現状があっても、「考える」「とにかく動く」「志を共にできる機関や個人とつながる」ことで切り拓く姿勢をもってとりくみます。
どんな立場や状況にある人でも、互いに尊重し支えあいながら、生活できるのが「住みよい街」ではないでしょうか。作業所を利用される方も「地域に役立つ」形で作業に取り組み、産直米の配達・製パン事業・清掃作業などを通じて"参加"の一端を担えたら…と考えます。もっと可能性があるはずです。もっと参加していきたいと思っています!