障がいのある方の仕事と活動の場

HOME

オガリの活動

総セン通所の活動

『パンプ』

陶芸

ご利用案内

活動日誌

コラム「おがる」

障がい通所事業について

お問い合わせ・地図

HOME「オガリ」について > 「オガリ」の施設案内

「オガリ」の施設案内

オガリの外観設立から今日まで

 当施設は大阪市営住吉住宅の1階部分の旧店舗スペースを改装により設置されました。もともとは店舗でしたので他の通所施設にあるような玄関そばに事務所があるような構造ではなく、駅前通りにガラス張りの自動扉が2つ並んでいるのを、入るといきなり作業室といった形になっています。うち一つの扉は「手づくりショップ パンプ」のお店になります。

 ガラス張りのオガリの外観の腰部にアクセントとして飾っているのがメンバー作成のオリジナルタイルです。(写真下)

オガリ作成のオリジナルタイル1 オガリ作成のオリジナルタイル2

お店の商品 お店の中をのぞいてください。いろんなものが売られていることに驚かれるかもしれません。(写真左) 近隣の作業所や通所施設の自主製品を販売しています。

 リカバリーハウスいちご長居さんのストラップや、はぁとらんど浅香さんの木工品、よさみ野作業所さんのクッキーオガリの食パンや手すきはがき・・・もちろんおがりの「製パン班」のつくったパンが並びます。

 

作業室と食堂 正面の玄関の方から入ると広い空間が広がります。「作業班」の作業室では、企業から受注した軽作業(部品の袋詰め、箱詰めなど)を主にとりくんでいます。隣が食堂で可動式の壁を開くとひと続きの空間になります。


システムキッチン 食堂にはシステムキッチンを備え、(写真左)通常の給食は「なごみ食事サービス」から運ばれるため、ごはんやお汁の盛り付けおよび後片付けをキッチンでメンバーも入りながらおこなっています。たまにですが調理とりくみでの活用も考えています。可動式の壁を閉じれば(写真下)こじんまりとした空間も設定できます。

可動式壁を閉じたところ

 「手づくり班」の作業室です(写真:左下)。手先作業の困難なメンバーや障がいの重く作業参加が今のところ難しいメンバーも含めて自主製品作りや散歩や屋外の活動にもとりくんでいます。可動式たたみも設置し(写真:右下)車いすを降りての休憩や体操をする人もいたり、活用されています。

作業室可動式畳

 作業室奥に隣接して「スヌーズレン室」があります。様々な機材によりリラックスしたり、感覚に働きかける心地よい空間として導入されました。

 車いす利用の方が4名、排泄介助を必要とする方も合わせれば7名の人がおられるため、車いすトイレは3ヶ所設置しています。うち一つはシャワーも設置(写真:左下)し、一つは介助者が背面から介助できるトイレになっています(写真:右下)。

シャワー付トイレ背面介護トイレ

 最後に会議室です。施設の一番奥は会議室・事務室・医務室と管理スペースになっています。会議室は会議での使用はもちろん、おがりのメンバーで配達作業をしている「産直米」の倉庫としても使っています。半地下構造で北向きのため夏でもひんやりし、お米の保管にはぴったりです。このお米の配送作業は、もと店舗だった「エスコープ住吉(生協)」でおこなっていた事業を引きついだものです。地域のみなさんに配達を通じてかかわりを持つ機会ができています。

「スヌーズレン」について

 おがりでは、施設の一角に「スヌーズレンルーム」を設置しました。

 もともとオランダで考えられた活動理念で、特別な治療や教育法ではありません。どんな障がいの重い人でも感覚を刺激され、ありのままを受け止められ、リラックスできる空間とその活動を指します。

 言葉をもたない人や自閉症などの障がいをもたれている方は周囲の人々の言葉をはじめとした指示や制止の中で緊張を持って生きている・・・そんな場面も多々あると思います。そのような方でも気分を解放し、落ち着いた空間として興味を持つ場になれば・・・と考えています。

ミラーボールのある天井 具体的には光・音・におい・振動・触覚など様々な感覚に働きかける機材を置いています。天井にはミラーボールが回りスポットライトからの光が屈折して壁に光の波がめぐります。この光を追いかけるように見る人もいます。

バブルユニット バブルユニットはバブルの音や動きのみならず体を寄せると振動も伝わり、水の中にいる感覚がします。母胎内のような感覚に通じるとも言われ、聞き入り、感じ入る不思議な感覚です。

 ウオーターベッドはステレオからのサウンドに合わせた動きが感じることができ、中の水温も30℃前後でほのかな温かさがここちよい気分になります。

ウオーターベッド

 そのほかもさまざまな機材を導入しています。これらを通じて、「その人らしく」活動でき、スタッフもそれに寄り添うことによる関係作りや感覚の共有ができていけば・・・と考えています。

平面図へ(※2011年3月現在は都合により改装中です)

 

copyright 2004- ライフサポート協会