更新日:2014年4月28日
ライフサポート協会では毎年職員表彰をしています。年度末には「最優秀職員」と「最優秀新人職員」の選考をし、年度当初の歓送迎会で表彰をしています。
さらに「企画賞」の選考と表彰もおこないました。「企画賞」は以下の4点の基準で選考されます。
2013年度の最優秀企画表彰はこころの相談ネットふうがの「こころに障がいのあるメンバーさんと学生との交流」になりました。
2013年度の最優秀企画表彰はこころの相談ネットふうがの「こころに障がいのあるメンバーさんと学生との交流」になりました。
この企画は、
大阪教育大学の新崎先生との共同の勉強会を企画したことが発端となり、先生の講義で交流会を設定していただき参加(7/9)。受講の学生・ふうがメンバー・ピアカウンセラー・職員でグループをつくり談話をする。内容は「病気の体験」「生活のしづらさ」「ふうがでの活動」「将来の希望や目標」「学生や社会に伝えたいこと」等です。
さらに関西大学においても同種の参加(12/10)をすることができ、より活動がひろがってきていました。
メンバーさんがより積極的に参加されるようになったことや、学生ボランティアの増加といった成果も得られました。
他にも障がい通所部のハッピーコーヒータイム(メンバー自治会主催の交流)や障がい通所とふうがの就労講座(メンバーの就労に関する研修会)、障がい通所フード班の関西らぁ祭参加、住吉区北包括支援センターの健康ストレッチ講座(2次予防事業)、であい小規模多機能のハロウィン企画(近隣の子どもも50名参加)があがりました。
いずれも特徴ある企画ではありましたが、一番際立っていたふうがの取り組みを選出しました。
これまで医療からは治療の対象、地域では困難を抱えた住民、ふうが事業所においても相談のクライアントとしてしか扱われてこなかった精神障がいのある方自身が、事業所・施設を離れて自らを語り、主人公として学生と向き合う企画であり、従来の安心できる(あるいは楽しめる)場の提供といったプログラムを超えた革新性があるという意見で選考されました。
もちろんすべてのメンバーが変化されたわけではないのですが、一連のふうがの取り組みを通じて、小規模多機能型居宅介護きずな利用者(高齢者の方)との交流(盆踊りの際にきずなのカレーうどん売店の仕込みや販売で共同に取り組む)も生まれ、この1年目に見えて変化を遂げたことも含めて表彰されました。