大領地域の家であい
更新日:2015年3月21日
施設入居されたら、今までの関係性が切れる… 今までの暮らしがなくなる…
「お墓参りには、家族が行ってくれるから大丈夫」
安心安全な施設での暮らしだけが、本当に本人さんの暮らしなのかなぁ。
「月命日…忘れたわ〜」
「お墓参り行きたいけど…みんなに迷惑がかかる」「だからもういいねん」
であい最高齢のMさん…
旦那さんの月命日の3日に、お墓参りへ行き、手を合わせられています。
思い出話をしてくださったり、旦那さんの事を今も想っておられる事が、家族想いの本人さんの気持ちが胸が痛くなるほどに伝わってきます。職員も目頭が熱くなります。
なごみデイサービスに職員がお邪魔させて頂いた時、とあるばあちゃんからMさんのお話になりました。「Mさん元気にしてはる?」「Mさんに会いたいねん。どこに行ったらいい?」
そのような声から…Mさんととある日に、なごみデイサービスへ遊びに行きました。
半信半疑で会いに行かれたMさん…
ばあちゃんからの声に…
・・・・・・・・
「うわぁ〜〜〜 久しぶり〜〜〜〜」
と、抱きしめあう感動に溢れかえる姿が、そこにはありました。
日々の会話の中には、沢山の大切な大切な想いが溢れています。
人にとっての心言葉(ココロコトバ)が形になった時の感動に、そこに居合わせた職員皆が、感動を頂きました。
長年、地域で共に支え支えられつつで暮らしてきたご近所さんが、離れた場所で暮らす環境になったからといって、諦めなくて良い環境 絶ちきらない環境を改めて考えさせられる機会となりました。
人が暮らしていくうえで、関係性は大切な事であると考えます。
誰もが、一人で生きていく環境には耐えられないものであります。
但し、施設でまたはサービス事業所で暮らす・過ごす際に、そこに関係性が感じられなかったり、居場所がなかったらどのような想いでしょうか。
関係性があると感じているのは、支援者と呼ばれる職員だけかもしれません。
これからも一人ひとりの言葉にココロに、ココロを寄せて、心言葉をいっぱい感じ、共に生きる・共に暮らし、地域の中で共にの実現をしていきます。
大領地域の家であい 高齢事業部
(小規模多機能居宅介護)
(高齢グループホーム)
管理者 山内 雄介