つみき
更新日:2020年2月29日
例年1月第4土曜日に開催される「おおさか学びの場交流会」は今年で第7回。158名の参加者でおこなわれました。今年は大阪府だけでなく大阪府教育委員会からも後援をいただき、大阪府の吉村知事からも今回の「学びの場」交流会への力強い励ましのメッセージをいただき、参加者全員に伝えました。
舞台発表は各学びの場8分間が持ち時間です。つみきの発表は漫才とダンスで、漫才では活動の時間を使って話し合いをする時間をつくり、「つみき紹介」というテーマでネタ作成に取り組みました。鋭いツッコミやボケで観客も大盛り上がり!ダンスは、ライオンキングの曲で踊りました。無地のTシャツにペンキで動物柄を描き、オリジナルTシャツの作成もしました。
ダンスの時間は基本的に週1回ですが、学びの場交流会の時期が近づいてくると、多いときで週3回練習をしたりとダンス漬けの日々が続きます。当日、発表を終えると「すごーい!」「かっこよかったよ!」「頑張ったね!」など、温かい声をかけていただけたりして笑顔を見せる学生の姿がたくさんありました。この日、みんなでやり遂げた”達成感”や”自信”を感じることができたのではないかと思います。
8分間という短い時間でしたが、6箇所それぞれの学びの場事業所の色が出て素晴らしい舞台発表でした。
チーム対抗で点数をとられて悔しがる場面もありましたが、「どんまい、どんまい」「ナイスプレイ!!」とチームのメンバーを励ます姿はとても頼もしかったです。
チームのメンバーはつみきの学生さんだけでなく、ほかの学びの場事業所の学生さんたちも入っていました。つみきの学生さんにとってほかの知らない人たちの交流はどう声をかけて良いか不安だったと思うけれど、とても新鮮で刺激的な機会だったと感じます。
いろんな人との出会い、自分のペースで学べる機会がある学びの場事業所は学生さんたちにとって自律に向けた豊かな生活の歩みの架け橋になることでしょう。
つみきではそんなまだまだ学びたいという方の利用を募集しています。興味のある方はつみきまでお問い合わせください。ではでは・・・
分科会では各学びの場のレポートを報告しました。つみきは第1分科会でつみきにきた学生の変化について報告させていただきました。
「学びの場」は高等部を卒業してすぐ(18歳)の方が多いですが、数名働いた先でうまくいかず仕事が続かなかった方も来ています。つみきにもそのような方が在籍しています。今回はその方の報告をさせていただきました。
報告し、議論を進める中で感じたことは18歳でも33歳でも安心をもとめていること。なんでも受け止めてくれる場所があることを必要としていて、安心してくることが出来て次のステップにつながるということを再認識した時間でした。
「しかけをして待つ」「一歩進んで、立ち止まり、戻ってまた進む」「あきれるほど待つ」
「ふがいない自分から悪くない自分。そこからイケてる自分へ」「不揃いの良さ」たくさんの言葉が心にしみ込み、元気をもらえたとても気持ちのいい時間でした。