大領地域の家であい:るーぶ班
更新日:2024年7月23日
るーぶ班は、アート活動をメインに行なっている生活介護で、さをり班・アート班・手芸班の3つの班があります。今回はさをり班のメンバーさんにインタビューを行ないました。
さをりは、右の写真のような機械で手織りをしています。機械織りではなく、カバンの生地やストラップ・マフラー・ストール等、様々な生地を本人の感性で織っています。メンバーさんも、一人ひとり織り方が違い、好きな色も違うため、毎回相談しながら、どのような布を織るか決めています。
今回は、その中でも、小物の生地やストラップをメインで織っているメンバーさんにフォーカスを当て、インタビューしてみました。
元々はオガリ作業所という、生活介護に所属されていましたが、るーぶ班が出来るということで、異動された方です。最初は手芸班で羊毛を作っていましたが、さをりを織ってみたいと本人の希望があり、さをり班に所属することになりました。
四肢麻痺と視野が狭いことで、最初は左手のみで糸を通していたり、集中することでの疲れからか、右手が固まったり、目が充血することがありました。少しずつで良いから右手も使っていこうと伝え、実際にさをりを織っていくことで、現在は右手も使いながら手織りされています。最近では、目の充血も、自ら体調を鑑みて、休憩している様子も見られています。
とてもさをり織りに積極的で、注文の品も楽しそうに織っているため、ぜひ小畑さんの思いを聞いてみたいと思い、インタビューしました。
のちのちは現在織っている細いストラップを、「はるかブランド」にしていきたいと、スタッフと話しているとのこと。
最初はスタッフの注文から、細いストラップを織ることになりましたが、織り進めることで、どんどん楽しくなり、もっと織っていきたいと話されています。
細いストラップは、糸が外れやすく、力加減が難しいとのことで、最初は糸が外れることが続き、落ち込んでいる様子も見られました。スタッフとどうやったら糸が外れないか相談しながら織ることで、やりがいも出てきている様子。
これからも見守っていき、小畑さんを応援していきたいと思います。