2016年1月
皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
旧年中は、ご利用者、ご入居者、ご家族、地域の皆さま、つながりのある事業所の皆さま、行政関係各位の皆々さまからの温かいご支援と協力を賜り、無事に新年を迎えることができましたこと心より感謝いたします。
2015年は、介護保険の改正があり、社会福祉、介護保険サービスを取り巻く環境のめまぐるしい変化の中で、経営に関わる様々な課題にたいしての舵取り役として、責務の重さを感じながら、本人支援の追求、つながりづくり、防災対策、地域との協働、24時間365日の生活を守る職員不足の問題と様々な課題に取り組んでまいりました。
成しえたことは、職員一人一人の行動の賜物でもあります。ひとりひとりの意識が、行動へつながったことの証でもあります。
職員不足については、一緒に仕事がしたい。魅力ある職場だと思っていただけるような様々な案を職員・仲間と出し合いながら、時には、ご利用されている方々から知恵をいただきながら取り組みましたが、残念ながら継続課題として残りました。
このことは、一法人だけの問題ではなく、介護業界の課題・この国の問題でもあります。
私、独りでは何も出来ません。なんとか打開していけるよう、人と人とのつながりを大切に、「笑顔になれる面白いこと」をつくりだし、行動にうつしていきたいと思っております。
以前、ご家族からいただいた言葉に、「ここにきて、母は生き返った」と言っていただいたことがあります。あきらめていたのは、ご本人ではなく、私たちを含めた周りではなかったのでしょうか。
可能性は、最期のそのときまで、亡くなったあとも心は生きつづけていくことを私たちは目の前のかたがたから命の時間をもって教えていただいています。小さな変化を喜べるひと達が、ここにいます。
どんなことに対しても、あきらめることなく、人と人が支えあえるよう、まずは、ご本人にとっての暮らしある生活を、かけがえのない皆さまとともに、ご家族とともに、あなたも、わたしも「人生(くらし)に笑顔をさかせましょう」を合言葉に、取り組んでまいります。
今後とも、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
皆さまのお幸せをご祈念いたしまして 新年のご挨拶とさせていただきます。(総合施設長 福留千佳)
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
この記事へのご意見がありましたら
下記「ご意見箱」にメールでお寄せください。