ライフサポート通信 第2号
2003年2月10日
介護保険制度がスタートする8ヶ月前の1999年6月に私たちライフサポート協会は産声を上げました。それまでの同和対策事業で培った地域福祉の取り組みを、介護保険事業等の一般対策事業を活用して住吉区北西部を中心に地域に貢献できるものへと発展させようとするものです。 私たちは地域在宅サービスステーション「なごみ」を住吉総合福祉センター内に立ち上げ、介護保険事業を中心としながら地域の高齢者・障害者の在宅生活をサポートしていく活動から始めました。
私たちは、まず第一に、人々の尊厳を守りながら、その人らしい暮らしをおくれるように支援していきます。利用者がどのような状態でも、当たり前に住み慣れた地域で安心して暮らしていけるように応援していきます。第二に、地域の中で誰をも排除することなく住民が互いに支えあって暮らす地域社会づくりをめざしています。 「大阪市地域福祉計画」策定に向けて、今年、住吉区がモデル区に選ばれ、区内の住民団体が参加した「区地域福祉計画検討委員会」が設置されました。この夏には、すべての小学校区で「わが町の福祉を考える集い」が開かれ、住吉区の福祉の課題解決への取り組みが始まっています。
この3年間、私たちはヘルパー派遣事業など、在宅福祉に取り組んできました。しかし、痴呆の進行や介護度が重度化する中で、在宅生活が困難になり、やむなく住み慣れた地域や家族から離れて施設入所せざるをえない事態には対応できていませんでした。そこで、私たちは地域の中でこれまでどおり親しい人々と交流しながら暮らしていける「24時間地域自立生活支援センター(なごみ)」を建設することにしました。
このセンターの目標は
に置いています。
2004年春のオープンに向け、地域のみなさんが参加したボランティアグループ「なごみに集う会」を組織したいと思っています。