ライフサポート通信 第5号
2004年2月10日
2004年3月、地域自立生活支援センター「なごみ」がオープンしました。
年を取って病気になったり介護が必要になって、今までどおりの暮らしがむつかしくなった時、多くの場合は住み慣れた地域を離れて病院か施設に入所せざるを得ない事がよくあります。思い出がつまった我が家を離れ、懐かしい友や家族と別れての施設での寂しい暮らしは誰もが望むものではありません。
私たちは、だれもがその人らしく地域で暮らしていけることを目標に、これまで在宅介護支援の取り組みを進めてきましたが、これをさらに発展させるために地域自立生活支援センター「なごみ」を建設しました。
完成した「なごみ」は、鉄筋コンクリート造り一部三階建てで、一階はデイサービスやヘルパーなど在宅介護の事業所や、食事サービスステーション、在宅介護支援センターがあり、安心して地域で暮らしていけるような支援の活動を進めていく予定です。
二階、三階は小規模特養で、少入数の単位で落ち着いた雰囲気の中で「我が家」と思えるような暮らしを提供していきます。
また、一階には地域の住民の方が自由に立ち寄ってボランティアなど、気軽に福祉活動に参画したり、施設を利用できるように喫茶コーナーや地域交流スペースが用意されています。今、福祉で求められていることは、行政や事業者だけの力で解決するのではなく、地域住民みんなの参加で、隣近所が支えあって住みよい地域を創っていくことにあります。
「なごみ」が地域福祉に貢献し、地域住民のみなさんが自分たちの暮らしに便利で、使い勝手のよい施設と思ってもらえるようになってはじめて「地域のなごみ」になると思っています。新生「なごみ」をぜひ一度ぶらっと覗きにお越しください。