ライフサポート通信 第2号
2003年2月10日
「保護」から「自立支援」へ、「措置」から「契約」へと福祉制度も大きく変わってきました。そんな中で、今春四月から私たちライフサポート協会が「住吉総合福祉センター」の運営を大阪市より受託することになりました。
ライフサポート協会の法人理念に
があります。
私たちはこの理念に基づいて、誰もがどのような状態でも当たり前に住み慣れた地域で安心して暮らせるための拠点となるように、住吉総合福祉センターを地域生活の身近な存在として発展させて行きたいと考えています。
そのためにまず、住吉総合福祉センターは休館日を廃止して、365日、朝から晩までいつでも気軽に立ち寄れる施設にします。
住吉総合福祉センターの当初の位置付けは高齢者・障害者の福祉センターですが、私たちはここを高齢者・障害者の隔離場所にしたくはありません。「高齢者・障害者のセンターだから子どもは入ってはいけません。」「障害者の力になってあげる。」などの誤った意識をなくし、誰もがどのような状態でも当たり前に利用できる空間、バリアフリーではなく、ユニバーサルデザインを目ざしたいと思います。(注:ユニバーサルデザインとは、最初から誰にでも開かれた、障害がない状態)
障害者・高齢者の地域生活支援のために、新たに以下の事業に取り組む準備をすすめています。
地域の障害者・高齢者のさまざまな相談に応じ、必要な支援策を提案します。
地域の障害者の社会参加で重要な意味を持つ就労への相談・訓練・支援に取り組みます
夕方から夜にかけての夕食・入浴・活動・送迎のサービスです。
夜や休日の障害者の余暇を一緒に楽しもうというサービスです。
土曜を利用して地域交流をめざします。
自立判定をうけた高齢者の引き込もりを防止し、食事・入浴・活動・交流を目指すサービスです。
その他、「人権啓発事業」「精神障害者健康管理事業」「生きがいと健康管理事業」等さまざまな事業を予定しています。
新しいセンターでは職員が「待ち」の姿勢ではなく、地域に出て住民の声をどんどん聞いて、効果的な事業展開に努力して行きたいと思っています。住民のみなさまのご意見・ご要望をお待ちいたしております。